犬はさつまいもで下痢が治る!アレルギーや適量について


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秋の味覚さつまいもは犬も大好きな食べ物で、しかも下痢が治る優れもの食材なんです。

しかしアレルギーが出ないかや、適量がどの程度か不安も多いと思います。

そこで今回は犬がさつまいもで下痢が治る秘密と、アレルギーや適量について紹介します。

お腹を壊したらさつまいも

犬の健康を管理する上でもっとも重要なのが食事です。

一般的には犬用のドッグフードを与えるのが1番良いとされていますが、ごはんやおやつを手作りされる飼い主さんも多いようです。

我が家の高齢犬のウェスティはエサの食べが悪いので、1食目が手作りフード、2食目がドッグフードと両方食べさせています。

特にフードが合わなかったり体調を崩した時などは何を食べさせたら良いのか悩みますね。

そんな時におすすめの食材というのは色々あるものですが、お腹を壊した時はさつまいもがおすすめです。

犬のお腹はデリケートですし、また生まれつきお腹の弱い犬も多いです。

犬のお腹は正直で食べた物の質や量で変わりますし、季節の変化でお腹を壊す場合もあります。

食べ過ぎは下痢を引き起こすポピュラーな原因の1つですから、毎日、一定量を守った食事が理想です。

しかし、気を付けているけど、最近お腹を壊し気味だとか下痢をしているなら、まず病院へ行き病気ではないのを確認し、1日絶食させてみるのが基本です。

そして徐々にさつまいもなどを与えてみて下さい。

みるみるウンチが固まってきます。

犬の食事とさつまいも

脂っこい食事を避けてさつまいもを茹でるかレンジでチンして軟らかくした物をあげます。

実はさつまいもではなく、かぼちゃでも良いんです。

ウンチが固まってきてくれます。

これはさつまいもやかぼちゃの繊維質が下痢には有効だということです。

苦手なわんちゃんは熱かったとか飲み込みにくかったなどが理由かもしれませんから、お水を少し加えて柔らかくしてよく冷ましたのをあげてみて下さい。

もちろん生のままはいけません。

むねやけを起こして気持ち悪そうにしている場合は皮の部分も一緒に与えて下さい。

皮にはアントシアニンや抗酸化物質と消化酵素が含まれていますから、さつまいもは皮ごと食べる方が良いです。

もしもさつまいもが嫌いなようであれば無理に食べさせる必要はありません。

前述しましたが、かぼちゃもおすすめですので、シフトするのも良いかもしれません。

さつまいものカロリーと量

犬の必要カロリーの計算方法として「2×(30×体重kg+70)」というのがあります。

例えば犬が4.8kgであるとすれば「2×(30×4.8+70)=428」になりますので、1日で428kcl必要だという事になります。

さつまいもは炭水化物で「でんぷん」が多いのでそれを考慮しなければなりませんが、これはさつまいもが主食としてどうかという栄養学のお話になりますので、とりあえず省略して話を進めます。

4kg前後の小型犬で小さじ1くらいから小さじ3くらいに留めておいた方が良いでしょう。

大型犬ならもう少し多くしても良いでしょうね。

食べ過ぎには要注意

さつまいもは栄養があり、犬も好んで食べる食材ではありますが、その分食べ過ぎには注意が必要です。

さつまいもは主に炭水化物ですので、栄養学の一説では「犬には炭水化物は不必要である」とさえ言われています。

炭水化物の主要構成成分である「デンプン」は消化率が低く、犬にとって炭水化物は余りやすく溜まりやすく脂肪になりやすい食材です。

そもそも犬は太りやすい、肥満を起こしやすい動物です。

つまりさつまいもの食べ過ぎは「肥満」、「糖尿病」などのリスクが高くなるということです。

また「ガン」についても炭水化物の多い食事は推奨されません。

栄養学の面から言えばさつまいもは犬の主食には不向きで、おやつやお腹の調子を整える時の療養食と考え、与えすぎてはいけません。

炭水化物が必要な場面

さつまいもやドッグフードの炭水化物は犬の個体差により与える量は増減します。

犬に炭水化物を食べさせ過ぎるのは良くないですが、しかし体調管理の面では必要な時もあります。

子犬や妊娠中の犬は多めの方が良いと言われていますし、チワワなど痩せていて低血糖気味である犬種も炭水化物は多めでも平気です。

また、寒い時など一定の体温を保ちたい犬に炭水化物は与えることもあります。

さつまいもアレルギー

アレルゲン検査をしてみるのが良いですが、食べてみなければ判らないというのは犬も人間も同じなようです。

さつまいもは「ヒルガオ科」の植物です、ヒルガオの葉にカブレを起こすような場合でもさつまいもは大丈夫などという場合もあります。

イネ科植物の花粉症の人でもお米ならば食べられる人が多いのと同じですね。

トマトとかジャガイモなどの若干の毒性があるものは身体を痒がるなどの症状が出ます。

さつまいもが合わない犬もいます。

アレルゲン検査を受けるか少量食べさせてみて様子を見て下さい。

さつまいもおやつ

市販の犬用おやつの中には、さつまいもを使用したものがたくさんあります。

しかしさつまいもであれば手作りであげるのも凄く簡単なんです。

蒸したものを冷ましてあげるだけでOK!笑

それでも凄く喜んで食べますし、そのまま冷凍保存しておけば日持ちもします。

天日干しで乾燥させて、オーブンでカリカリに焼いても美味しく食べてくれます。

以前さつまいものケーキを作ったことがありましたが、見た目もかわいくて飼い主の気分はかなり上がります。

しかし
製作2時間
完食2秒・・・。

犬と炭水化物の関係を考慮するとフードとして食べさせるよりかは、お腹の調子が悪い時などに、おやつとして少量食べさせるというのが良いかもしれません。

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