犬が痛がらないのに一時的に前足や後ろ足をびっこを引く原因は仮病かも


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犬が賢いのは有名ですが、実は仮病を使って飼い主を心配させるという犬がいます。

よく聞く仮病の使い方としては、足をびっこ引いて歩き、心配して触っても全く痛そうにしないという状態がそれに当たります。

では一体なぜそのような行動をするのか、何のためにびっこをひいて足をけがしているような仮病を使うのか、原因を考えていきたいと思います。

犬が仮病をする原因


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人間が仮病を使う場合というのは、大抵は何かを休みたい時に利用するものです。笑

学校や会社、習い事など、きっと皆さんも何かしら心当たりがあると思います。

しかし犬の場合には当然会社も学校も通っていませんので、何かを休みたいという理由ではなく、飼い主にかまってもらいたいというのが原因である場合がほとんどです。

犬は学習する動物ですので、過去に足にケガを負ったことのある犬の場合、怪我をしていた時に手厚く看病されていたことを覚えていて、もう治っているのに仮病を使い、飼い主にかまってもらおうとすることがあります。

我が家の愛犬は後両足の靭帯を断裂しており、散歩に行くことができなかったので、かわいそうだからとおやつや好きなものを多めにあげていたのですが、調子が良くなってきた後もおやつが入ってるカゴの前でびっこを引いてアピールしたりというのを何回かやられたことがあります。

賢いような気もしますが、しょせん犬ですので、おやつをあげるとすぐにびっこ引くのをやめるため、残念ながら仮病とバレバレでしたwww

怪我をしているときというのは、常に飼い主が見守っていてくれたりと犬にとって最高の経験である場合が多いので、仮病を使って再びその状況にしたいと犬が行動することは決して珍しいことではありません。

不思議なもので、ケガの経験がなくても何とかして飼い主にかまってもらいたいからという理由で足をケガしたように見せる犬もいます。

足をケガしたことがないのに、なぜケガするとびっこを引くと分かるのか全く持って不思議な話ですが、そういう犬がいることは事実なのです。

犬の仮病を防ぐ方法


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犬が仮病を使う根本的な原因は、寂しさや運動不足などからくるストレスでそのような問題行動をとっています。

子犬の頃から長時間の留守番をさせていたり、適切な散歩時間をとってあげていない、満足できる散歩の内容でない場合や、コミュニケーションが足りない場合など様々な原因が考えられます。

よく犬が問題行動をとると無視をするというしつけの方法がありますが、仮病の場合には無視をするという方法は正しくありません。

犬は飼い主に振り向いてほしくて、飼い主にかまってほしくて問題行動を起こしているので、それを無視してしまうと仮病はそのままずっと続いていくか、形を変えて悪化していくものと考えられます。

この場合、犬ときちんと向き合い、満たされていない心の部分を満たしてあげられるよう、たくさんのスキンシップやコミュニケーションを取り合っていきましょう。

散歩は義務的になっていないか、遊ぶ時間はとってあげているか、生活の中で話しかけたりスキンシップをとりあう時間は十分か、今一度確認してみましょう。

本当にびっこを引いてしまう怪我


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今回の記事はびっこを引いている場合、痛がらないなら仮病かもしれないという内容の記事ですが、しかし愛犬に何かあってからでは遅いので、やはりまずは本当の怪我を疑うのが鉄則です。

しかし言い方は悪いですが、痛がってくれればすぐにケガと判断が付くのに、実は痛がらないのに本当にケガや病気であるという場合もあるので、そうなると少し判断が難しいかもしれません。

痛がらない病気やケガ

何かの拍子に足を捻挫してしまったり、踏まれたり、ぶつけたりした場合に痛みはないけれどもびっこをひいている場合があります。

骨に異常がないので痛みを伴わないことが多く、要するに軽傷なので一時的にびっこを引いているが痛みを感じるほどではないという状態ですので、時間が経てばすぐに元に戻る場合がほとんどです。

しかし、ある程度長時間びっこをひいていて、なのに痛みを感じていない場合は、肝臓や腎臓等の内臓疾患である可能性があります。

この場合は足のレントゲン等の検査のほかに血液検査などを行い、内臓に異常がないかどうかを確認する必要があります。

前述したように仮病でびっこを引く場合、いくら賢いとはいえ犬ですので、そんなに何時間もやり続けたりする場合はあまりありません。

少し様子を見てびっこが続くようであれば、やはり仮病と決めつけず病院へ行った方が良いと思います。

実際に足を痛がる場合

これはもはや書く必要も無いと思いますが、痛がるなら基本的にケガしていると思って間違いないと思います。

しかし、足の怪我と言うと骨折などを連想しがちですが、痛みを伴いながらびっこを引いている場合には様々な部位での怪我が考えられます。

今現在愛犬が足を痛がっているのであれば、これから紹介する3つの部位をチェックしてみて下さい。

骨折や脱臼

足の骨が折れていたリ、関節が外れるなどの脱臼が起こっている場合は足をつくと痛いのでびっこ引いたり足をつかないようにしたりしながら歩きます。

足が痛いので動きは当然鈍くなります。

爪のトラブル

びっこを引いていると足そのもののトラブルだと思いがちですが、実は爪のトラブルであることも考えられます。

爪が伸びすぎていたリ、巻き爪になっていたりすると肉球に刺さってしまい痛みを伴っていることがあります。

足をつくと痛みがあるため、びっこを引くように歩いていることがあるので、足先もよく確認してあげましょう。

肉球のトラブル

散歩時に何かを踏んでケガをしていたり、何かできていたりすると足が痛いためにびっこをひいて歩きます。

異物が刺さっていることもあるので肉球も確認するようにしましょう。

まとめ

  • 犬は飼い主にかまってほしくて仮病を使う
  • 仮病なのですぐに元に戻る
  • 痛がらない怪我や病気もあるので要注意

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