犬の花粉症の症状は涙や鼻水ではなく皮膚病?治療や対策について


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犬も花粉症になるってご存知でしたか?人間のように涙や鼻水が出るという症状ではなく、皮膚病のような症状に似ています。

春先などに愛犬が体を痒がっていたら少し疑った方が良いかもしれません。

今回は、犬の花粉症の症状や、治療方法、対策についてご紹介します。

犬も花粉症になる

私や私の家族には花粉症の者が多く、春になると鼻水を垂らしながらもマスクをしたり、酷い時には溶接でもするのですかと言うくらい大きな花粉対策のメガネをして過ごしています。

しかし毎年この時期になると、よくうちに遊びに来る友人の愛犬も辛そうなことに気付きました。

そのワンちゃんを小さい頃から知っていますが、毎年春や秋になると鼻水を垂らしています。

少し前まで花粉症は、人間特有の病気だと思われていました。

が、実は最近犬や猫も花粉症になる事がわかり、しかも花粉症を患っている犬の猫の数は結構多いようなのです。

幸いにも友人のワンコは軽い症状しか出ていませんが、他にはどんな症状があるのか気になったので、犬の花粉症について色々と調べてみました。

なりやすい犬種

まず一言に犬と言っても、色んな犬種が居ます。

なので、どの犬種のワンちゃんに花粉症が多いのかを調べました。

1位 ウエストハイランドホワイトテリア
2位 フレンチブルドッグ
3位 ワイアーフォックステリア
4位 柴犬
5位 シーズー

小型犬だからと言って花粉症になりやすい、と言う訳ではなさそうですね。

症状について

続いて症状ですが、人間の花粉症と言えば頻繁なくしゃみ、涙や鼻水が止まらない、目が痒い、と言うイメージがありますよね?

犬もそのような症状が出る事があるみたいです。

が、犬の鼻は花粉など色んな物質に対して過剰に反応しないように出来ています。

なので、くしゃみや鼻水などが止まらないというのは稀なケースなのです。

犬の花粉症の症状とい言えば、殆どが皮膚に表れてしまうみたいです。

理由は、人間に比べると皮膚が弱いため体が痒くなり掻いてしまう事により傷がついてしまい皮膚を痛めてしまうから。

特に皮膚炎を起こしやすい脇や四肢の先端、柔らかい下腹部などは要チェックしてみると良いと思われます。

ちなみに猫の場合ですが症状は殆ど人間と同じで、くしゃみや鼻水などが止まらない事が多いそうです。

検査や治療

犬を飼われている方で、花粉が舞う時期になり愛犬が痒そうにしている場合はもしかすると花粉症なのかもしれません。

動物病院でアレルギー検査をしてもらい、花粉症かどうか調べる事も出来るようです。

費用は病院によって変わりますが、2万~5万程が相場と思います。

人間の場合、花粉症の原因の殆どが2月~4月上旬のスギ、3月下旬~5月上旬ヒノキですが、犬も大体似たような割合と言われています。

しかしこれまた残念なことに検査後、花粉症だと分かった所で症状を一時的に和らげる為の飲み薬を飲むと言う方法があるくらいだけなんです。

人間と同じく根本的な治療はまだ難しく、完治させる事は出来ないようですので、出来る限りワンちゃんが苦しまないように日頃から対策をすると良いでしょう。

対策方法

花粉症の対策方法としては、基本的に人間の花粉症対策と同じで、アレルギーの元になるアレルゲン、つまり花粉に触れないということが最も重要になります。

まずは、そもそも花粉がたくさん舞っている日や、たくさん舞っている時間にはお散歩をしないようにしましょう。

特に午前10時以前の早朝は花粉が多く舞っていますので注意が必要です。

なるべく舞っている時間をずらしたとしても、どうしても花粉はついてしまいますので、花粉が直接皮膚に付かないように、服を着せるように徹底することも有効的です。

シャンプーをしてあげる事も良いですが、たくさんしてしまうとストレスになりますし、皮膚を痛めてしまう可能性があるので、乾いた布などで毛をから拭きしてあげるのがおすすめです。

もちろん帰宅した後の犬のウェアや、人間の服にも花粉が付いているので、花粉を落とすということも忘れないようにしましょう。

家の中にいる時も空気清浄機を使ったり、花粉が付いている可能性がある野菜などはあげないようにしたりと、工夫次第でかなり花粉を遮断できます。

将来、花粉症を完治させる事が出来るかもしれない日が来るまでは、手間は掛かりますが大事な愛犬の為にもしっかり花粉と向き合って行きましょう。

まとめ

  • 犬の花粉症は皮膚に出る
  • 確率された治療法はまだ無い
  • 花粉を遠ざけることが大切

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