犬がしっぽを噛む・追いかけるのをやめさせる方法


Photo by Don DeBold | Flickr

犬が起こす問題行動の1つに、しっぽを噛むという行動と自分のしっぽを追いかけるという行動があります。

単なる遊びで行っている場合もありますが、エスカレートしていくと凶暴化してしまったり皮膚トラブルにもつながりますので、今回は犬がしっぽを噛む・追いかけるのをやめさせる方法を中心に詳しく説明していきたいと思います。

犬がしっぽを噛む理由

愛犬が自分のしっぽを噛むのにはいくつか理由が考えられます。

代表的なものを紹介します。

ストレスが原因

犬がしっぽを噛む1番の原因はストレスです。

特に運動不足や長い留守番による寂しさからくるストレスが、近年の犬には多いストレスであると考えられます。

家族が全員仕事や学校などで日中留守にしているという環境で飼育されている犬が多くいますが、忙しい家庭ほど犬の世話や相手をする時間が減ってしまうので、どうしても犬と接する時間が義務的な雰囲気になってしまいます。

犬にとってはそれが寂しく、ストレスを抱える原因となってしまうので、犬と接する時間は心を通わせるように接してあげるようにしましょう。

接する時間が短くても、心がある対応かどうかで犬の情緒も違ってきます。

ストレスの原因は他にもたくさんありますが、ポイントは犬に愛情を持って接することができているかどうかです。

それができていないと、犬がしっぽを噛む行為はどんどん酷くなっていってしまいます。

人間でいう自傷行為に匹敵するような状態ですので、ストレスの原因がわからない場合は獣医師と相談して、生活など1つ1つを見直す必要があります。

似ている行動として自分の肉球を舐めたり噛んだりする行動があります。

ノミ・ダニやアレルギーが原因

ノミ・ダニやアレルギーが原因の場合にはきちんと治療を行うことでしっぽを噛む行動は治まります。

しっぽを噛む行動以外に、しっぽが赤くなっていたり、毛が抜けてしまっている部分があったり、なんらかの肌トラブルがある可能性が高いのでよく見てあげましょう。

肛門付近のトラブルが原因

肛門腺が溜まっていたり、肛門付近の病気である場合もしっぽを噛む行動をとる犬がいます。

肛門線が溜まっている場合は絞ってあげたり、肛門付近に炎症などが見られる場合は動物病院を受診するなど、不快なものの原因を早く見つけてあげるようにしましょう。

犬がしっぽを追いかける理由


Photo by Taro the Shiba Inu | Flickr

よく犬が自分のしっぽを追いかける姿を目にすることがあります。

その姿はかわいいですし、ずっと見ていたくなるような光景ですが、一説によるとあまり良くない行動と言われています。

犬がしっぽを追いかけるのは、飼い主にかまってもらいたいのにかまってもらえなかったり、遊ぶおもちゃや対象がなくてつまらないので仕方なく行っている行動だと考えられている部分があります。

全ての犬がそうだというわけではありませんが、ちょっと犬と接する時間が短いかなと感じる飼い主は、遊んであげる時間を増やしてあげましょう。

子犬の場合は、常同行動と言って特に意味を持たない行動を繰り返すことがよくあります。

それは病気ではありませんので特に気にすることはありません。

しっぽを噛むのをやめさせる方法

やはりしっぽを噛むという行動が慢性化した場合、皮膚トラブルであれば噛むことで悪化してしまいますし、他の場所にも広がってしまう可能性があります。

また、退屈や常同行動でしっぽを噛んでいるとしても、日常的に噛むということでストレスを発散していると、いざという時に人を噛んでしまう可能性もあります。

人間と共存していく以上、噛み癖は飼い主として改善してあげる必要がありますので、しっぽを噛んでしまう理由をしっかりと理解し、必ずしつけてあげましょう。

しっぽを噛むのをやめさせたい場合、噛む行動をとらせないようにさせることが大切です。

他に夢中になれるおもちゃを与えたり、気を反らせるために一緒に遊んであげるなど、しっぽを噛むことに意識が向かないようにしてあげましょう。

ストレスによる場合は、しっぽを噛む行動をやめさせることを考えるよりも、ストレスの根本を解消してあげなければ問題行動であるしっぽを噛む行動は治まりません。

何がストレスとなって噛む行動をしているのかをまずは把握しましょう。

ストレスが解消されれば自然としっぽを噛む行動がおさまる場合も多いです。

まとめ

  • 噛むのも追いかけるのもストレスが原因
  • しっかりやめさせよう

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