犬のお手とおかわりは左右どっち?連動しない教え方!


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犬を飼い始めて初期に教える定番のしつけに「お手」があり、そのステップアップとして反対の手をあげさせる「おかわり」というのがあります。

しかし、教え方に不安があったり、そもそも「お手」が左右どっちか分からなかったりという飼い主も多いと思います。

今回は定番である「お手」と「おかわり」のしつけを、しっかりと左右別々に覚えさす教え方を紹介します。

お手は左右どっち?


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通常は犬の左前足を「お手」のときに上げさせ、右前足を「おかわり」の時に出させる飼い主が多いです。

どちらでなければいけないということはありませんが、飼い主とその家族は、「お手」と「おかわり」をどちらの足を上げさせるかきちんと決めて統一しておく必要があります。

ある人は右をある人は左を「お手」の時に上げさせていると犬も混乱するので覚えてくれません。

お手とおかわりのしつけ方


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それでは「お手」と「おかわり」のしつけ方法をそれぞれ見ていきましょう。

お手の教え方

まずは「お手」を教えていきます。

飼い主と犬が向かい合い犬を座らせます。

このとき「おすわり」のしつけが入っていないとやりづらいと思うので、「おすわり」ができない場合は、「お手」の前にまず「おすわり」を教えてあげましょう。

そして、「お手」の掛け声と同時に飼い主は左手を差し出し、同時に右手で犬の左前足を出します。

そして飼い主の左手と犬の左前足が触れ合うようにします。

その瞬間にたくさん褒めてあげるようにします。

「良い子」でも「Good」でも良いので、犬にとって褒められていると分かる言葉でたくさん褒めてあげます。

それを何度も繰り返して行うことで、犬は左前足が飼い主の左手に触れると褒められることを学習していきます。

その日に覚えてしまう犬もいれば1週間、2週間、場合によってはそれ以上かかってしまう犬もいますが、怒鳴ったり叩いたりせずに、根気よく繰り返し教えてあげるようにします。

やがて飼い主が右手で誘導しなくても、お手が出せるようになれば完璧です。

飼い主が手で誘導せず、犬の本能を使った教え方もあります。

おかわりの教え方

「お手」が完璧にできるようになったら、今度は「おかわり」を教えていきます。

「おかわり」を教えるポイントは、「お手」と混乱してしまわないように、しっかりと方法を分けることです。

「お手」を教えるときは飼い主は左手を差し出し、同時に右手で犬の左前足をあげて飼い主の左手に触れるように誘導すると前述しました。

「おかわり」の場合はこの逆のパターンを行います。

つまり飼い主は右手を差し出し、同時に左手で犬の右前足をあげて飼い主の右手に触れさせることを繰り返し行います。

この時に「おかわり」という掛け声を忘れずにかけるようにします。

最初は飼い主が右前足を誘導してあげていますが、やがて「おかわり」という掛け声で右前足を出してくれるようになります。

そうなれば「おかわり」のしつけはほぼ完成しつつあります。

「おかわり」のしつけの際も、犬の行動に少しでも進歩があれば大げさなくらいにとにかく褒めてあげるようにしましょう。

そして犬が嫌がる行動は絶対に避け、根気強く日にちをかけて教えていきます。

お手とおかわりを連動させない方法


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お手とおかわりをワンセットで覚えてしまう犬が多いようですが、その原因は飼い主の指示の出し方に問題があるためです。

まず、犬に指示を出す家族全員で、お手とおかわりで飼い主が差し出す手と犬に出させる足を決めておきます。

ある人はお手と言った時に右手を差し出し、ある人は左を差し出すと統一されていないと犬は混乱し、混ざって覚えてしまいます。

完璧に覚えるまでは形が重要なのでそれを崩さないようにしつけていきましょう。

後は、「お手」と「おかわり」を一緒にやらせないことです。

どうしても芸の性質上、「お手」をして、その後「おかわり」をさせますが、毎回ワンセットでやらせていると、犬はそういう芸だと覚えてしまします。

「お手」と「おかわり」それぞれのしつけを覚えたら、今度はランダムに「お手」と「おかわり」を織り交ぜて指示を出していきましょう。

まとめ

  • 「お手」は左前足
  • 「おかわり」は右前足
  • ワンセットにしないように注意

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