犬のご飯の回数に目安はあるのか?量や時間の理想とは?


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犬のご飯の量や回数についてはある程度目安が決められています。

しかしご飯の時間を統一することは犬のストレスの観点からあまり良くないと言われています。

今回は、体重別の食事の量や食事の回数について詳しく説明し、さらに食事の時間や間隔についても詳しく説明していきたいと思います。

体重別ご飯の適量


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犬の1日に必要な食事量の目安は、犬の体重÷40という計算で出る数字が良いと言われています。

例えば3キロのトイプードルの場合は3000÷40で75なので、1日の必要量は75グラムです。

10キロの中型犬であれば250グラム、20キロの大型犬であれば500グラムとなります。

ただしドッグフードを中心に与えている場合は、メーカーごとに餌の内用量やカロリー等も違ってくるので、メーカーが目安にしている体重別の必要量を参考にして与えた方がよいでしょう。

ドッグフードにはそれぞれ1回の食事の必要量が書いてありますので参考にしてみてください。

ご飯は何回に分けるべきか


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人間は1日3食が普通でしたが、日本人は昔は2食だったなんて話も聞きます。

犬の場合には年齢によって消化器官の性能が違うので、食事の回数も変わってきます。

年齢ごとに見ていきましょう。

子犬の場合

子犬は消化器官が未発達なため、食事の回数を3~4回程度に分ける必要があります。

また、生後4ヶ月から5ヶ月頃までは、ドッグフードにお湯を混ぜてふやかして与えるという方法をとってあげるようにして下さい。

これは毎食必ず行い、しっかりと食事を消化できるようにしてあげましょう。

成犬の場合

生後6ヶ月を過ぎた頃からは、食事は1日2回の回数で十分ですし、ふやかす必要もありません。

まとめて食事をとれるようになるので、犬本来のスタイルにしてあげましょう。

必要量をきちんと与えていればお昼は必要ありませんが、しつけのご褒美として少量のおやつやドッグフードを挙げる日があっても良いでしょう。

それから朝夕の1食分をまとめて出さずに、3分割くらいに分けて一気食いをしないように注意してあげましょう。

一気食いは、胃捻転などの命に関わる事態を招くこともあるので、注意が必要です。

老犬の場合

老犬は消化機能が低下してくるので、3回くらいに分けてあげると良いでしょう。

食事量は減らしていくことになりますが、少量で内容の良い食事に切り替えてあげる必要があります。

歯が悪い犬や抜けてしまった犬には、ドライフードをふやかしたものか缶詰などの柔らかい餌を与えてあげるようにして、胃腸の負担を減らしてあげるようにしましょう。

ご飯の時間について


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年齢ごとのご飯を与える回数についてみてきましたが、そこで疑問になるのは何時に与えるべきか、どうれくらい間隔を空けて与える方が良いのかということになると思います。

食事と食事の間隔

朝夕2回の食事の時には、朝がだいたい7時から9時に与えるようにし、夕方は18時から20時くらいの間に与えるのが理想です。

2回の食事の間があまりにも近いと、次の食事までに犬がお腹をすかせてしまいますし、一気食いの原因にもなります。

1日3回の食事の場合は、1回目の食事後5時間から6時間程度あけて与えてあげると良いでしょう。

ご飯の時間は決めるべき?

食事の時間をあまり正確に毎日決めてしまうと、犬の中でしっかりと体内時計ができあがってしまいます。

例外なくどんな時でもその決めた時間に餌を与えられる状況を作れれば良いのですが、そうもいかないときが必ずあると思います。

そんなイレギュラーな食事時間になってしまった場合に、いつも同じ時間に餌をもらっている犬は耐えることができません。

ご飯の催促でひたすら吠えたり、いたずらしたりしてしまいます。

このような犬のストレスを軽減させるためにも、食事の時間はバラバラにして与えた方が良いでしょう。

夕方18時半の日もあれば20時の日もあるというように、人間の生活に合わせて食事を用意することで自然とバラつきが生まれます。

これは散歩などでも同じことで、毎日必ず同じ時間に散歩に行っている場合、雨で行けなかったり、飼い主の予定で時間がずれたりすると非常にストレスを感じると言われています。

時間通りに餌を与えることが悪いことではありませんが、犬は日々の習慣というのをとても大切にする生き物ですので、犬にストレスが生まれやすい状況を作りかねないということを覚えておきましょう。

まとめ

  • 犬の食事量は体重÷40で算出できる
  • 消化機能の弱い子犬と老犬はご飯を複数に分ける
  • 決まった時間にエサを与えるのはストレスの原因

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