犬の飛行機でのストレスや過去の死亡事故と睡眠薬利用の是非

犬を飛行機で移動させなくてはならないという飼い主さんも多いと思いますが、現状の航空会社の犬の扱いや、飛行機に乗ることのストレス、そして過去にどのような死亡事故が起きているのか、最近では睡眠薬の利用もあり、気になることも多いです。

今回は「犬の飛行機でのストレスや過去の死亡事故と睡眠薬利用の是非」と題して、犬の飛行機フライトに焦点を当てます。

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飛行機会社における犬の扱い方

近年ペットを飼う人が増えてきましたが、まだまだ理解が得られていない場所や施設も多くあります。

その中の1つが航空会社です。

愛犬を飛行機に乗せる際の扱い方について紹介します。

荷物と同じ

ペットは基本的にはクレートなどの入れ物へ入れて、貨物室での輸送となっている航空会社がほとんどです。

貨物室の空調は客室と同じように管理されていると航空会社などのホームページには書いてありますが、一方では外気温の影響を受ける場合もありますと書かれていて、快適な環境を約束してくれる内容ではありません。

また、常に誰かがついてくれるような環境でもなく、貨物室は離陸と同時に電気が消えますので真っ暗になるようです。

動物を安心させるためという目的もあるようですが、轟音の中、部屋を真っ暗にされた犬が安心して眠れるのか疑問を感じるところではあります。

犬種による違い

過去に飛行機での輸送で事故の合った犬や、トラブルの多い犬種は飛行機乗ることができません。

フレンチブルドッグやボクサー、テリア系の犬種、パグ、チンなどの短頭犬種は心臓疾患や呼吸疾患を起こしてしまう可能性が高いため、ほとんどの航空会社で断りの案内が出ています。

それからチワワなどの超小型犬も、温度の差による脱水などを引き起こしやすく、管理が難しいため夏季は断られるなど、貨物室の管理範囲に耐えられないと判断されている犬種は飛行機に乗ることができません。

また、4ヶ月未満の小型犬や7歳以上の高齢犬も獣医師の判断が必要な場合がありますので、事前に確認をとっておきましょう。

飛行機でかかるストレス


flickr photo shared by Global Jet under a Creative Commons ( BY ) license

犬種によっては断られると書きましたが、見方を変えれば一部の犬種にしか耐えられないような環境と言えるでしょう。

そんな劣悪な環境である飛行機に愛犬を乗せた場合、どのようなストレスが考えられるでしょうか。

轟音と暗闇による恐怖

飛行機と言えば何といっても轟音が気になることです。

人間の大人でも、飛行機に乗り慣れていないと離陸時のエンジン音はドキドキするものです。

それが犬の場合だったらと思うと、計り知れない恐怖におびえながらのフライトとなるのではないでしょうか。

それでいて安心できる飼い主は近くにいないし、周囲には同じく怯えた声をあげる犬や猫がいることを考えると、これからどうなるのか命の危険さえ感じている状態に近いことが想像されます。

飛行機ほどの大きな音はなかなかありませんが、普段から乗り物に乗ることに慣れさせておいたり、飛行機の音を聞かせたりして、少しでも安心できるように訓練してあげる必要があります。

温度調整できない

空調が管理されているとはいえ、人間の出入りがあるわけではないのでフライト中は適温かどうか誰もわからないというのが実情でしょう。

ペットを預ける際には、空調の管理などのも含めて一切の責任を航空会社側は負わないというのが基本の考えとなる誓約書にサインをします。

そのため、例え空調管理がきちんとされていなかったとしても、航空会社を責めることはできません。

真夏や真冬だと外気温の影響を受けやすいため、より一層きちんとした対策が必要となります。

飼い主ができること

ストレスがかかるからと言って、じゃあ乗せるのをやめようと気軽にできないから皆悩んでいるわけです。

少しでも負担を軽減できるように飼い主が出来ることを考えてみます。

時期や時間を配慮

飼い主として愛犬のためにできることは、飛行機に乗せる時期や時間帯を配慮してあげること、そして事前に航空会社に不安なことや気になる点を電話等で徹底的に確認しておくことです。

その上でフライト中、少しでも安心して過ごせるような工夫をクレート内にほどこしてあげるように心がけましょう。

それから真夏の昼間の時期のフライトは熱中症をおこす可能性が高いです。

もしもの事態が起きた時には、愛犬の命がないと思った方がよいでしょう。

真夏の昼間のフライトに犬を乗せるのは避け、できるだけ気温の変化が少ない時期を選んであげるよう、配慮してあげて下さい。

睡眠薬を利用する

短時間のフライトでは睡眠薬を処方する獣医師はあまりいないようですが、引っ越しなどで10時間以上のフライトが必要になる地域へ行く場合など、やむを得ない場合睡眠薬と安定剤を処方してもらえることもあるようです。

ただし薬を使用するリスクもありますし、小型犬では難しい方法だったりもします。

犬の性格や年齢、健康状態で使用できるかどうかも違ってきますので、獣医師の判断によります。

睡眠薬などで落ち着ける時間(薬の効果でぼーっとする)があるだけでも、長時間のフライトにおいてはストレス軽減になることもあります。

ネットなどで意見を見ても睡眠薬の利用に関してはそこまで批判的な意見はなく、引越しなどで仕方ない場合には、なるべくストレスをかけないためにも、むしろ獣医師に相談した方が良いと言われています。

しかし飛行機うんぬんは関係なく、そもそも睡眠薬には必ず危険性が隠れています。

そういった部分もしっかり考えてから利用するようにしましょう。

同乗OKの会社を利用する

そもそもこれだけペットを飼っている人が増えた中で、航空会社の対応はずさんすぎると思うのは私だけでしょうか。

民間企業は自由競争ですので、企業は自由にルールを作り、消費者は好きな会社を選ぶというのが大原則です。

しかし飛行機というのは公共性が高く、実際には気軽に会社を選び、ペットに不親切な企業が淘汰されるということは非現実的です。

探せばペット同乗可の航空会社も増えて来てますので、ペットのためにも、今後の企業の意識改革のためにも、我々愛犬家はそういう航空会社を率先して利用するようにしたいものです。

過去の犬の飛行機事故

有名な事故は2013年の8月に熱中症でチワワが亡くなった事故でしょう。

預けて1時間ほどで亡くなってしまったと言うこのチワワは、熱中症になってしまい、体温は47度以上にまでなっていて測ることができなかったということです。

空調管理はされているはずなのにという疑問がありますが、実はそれは離陸してからの話で、地上にいる間は外気温の影響を直接受けてしまうのです。

それを裏付けるように、夏場に飛行機内で犬が死亡する事故は多くなっています。

2006年の夏にフレンチブルドッグが熱中症で死亡した事故、同時期にシェパードも熱中症で死亡した事故がありました。

それ以外にも、柴犬が航空会社指定のケージで輸送中にケージを破壊し、それでけがをして血だらけで返されたという事故もありました。

死亡にまでは至らなくても、ケガや体調不良等のトラブルが起こっている割合は少なくないと言えます。

JALに関しては、公表してないだけで何度もこのような事故があったと発表したことがありましたので、この事例はごく一部かもしれないですね。

まとめ

  • 犬はまだまだ荷物と同等の扱い
  • 公表されてないだけで事故が多発している
  • 飼い主に出来ることが少ないのが実状
  • 愛犬家として航空会社の体質改善に動こう
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